子供が産まれるとバタバタするため、妊娠中に家族で旅行される方が増えていますね。
私も妊娠期間中に旅行に行きました。
しかし、妊娠中の旅行って何ヶ月まで大丈夫なの？モタモタしている内に妊娠後期に入りそうだけど、旅行に行っても大丈夫？と悩む方も多いのでは。
そこで今回は妊婦さんの旅行はどれくらいの時期に行ったら良いのか、妊娠後期で旅行するリスク、旅行をするうえでの注意点などをご紹介していきます。
目次
妊娠中は旅行に行っても大丈夫？
妊娠中に旅行してはいけない、と言うことはありません。逆に旅行する事は妊婦さんにとって気分転換やストレス解消といったメリットがあります。
定期検診等で異常がなく、特に医師から何も言われていない、体調が良いという状態であれば旅行に行っても大丈夫です。
しかし旅行先では、いつもの環境と変化するため、自分では気付かなくても心身共に疲れてしまいます。妊婦さんなら特に疲れやすくなるので、その事を理解した上でゆったりと過ごせる旅行プランを組むようにしましょう。
妊婦が旅行するオススメの時期は？
妊婦さんが旅行するなら妊娠中期の安定期（５ヶ月〜７ヶ月）が一番最適な時期とされます。
妊娠初期だと胎盤がまだ安定していないため、流産の可能性や「つわり」が酷く楽しめない場合も。
妊娠後期はお腹が大きくなって動きにくいだけでなく、転びやすくなる、お腹が張りやすくなる、貧血になってしまう事もあるなどのトラブルが考えられます。
妊娠経過の異常がなく医師に確認の上なら妊娠8か月ごろでも大丈夫でしょうが、9か月・臨月の時は旅行には行かず、自宅で安静にしておく方が安心です。
妊娠中の旅行先はどこまで？
温泉街などでも良いですが、万が一の事を考え何かあった場合に帰ってこれる距離が良いため、車や電車等で2～3時間以内の距離にするのが安心です。
旅行先に産院があったとしても経過を見ていないため分かりにくく、嫌がられる事もあります。また海外の旅行は辞めておきましょう。もし海外で出産となってしまったら保険が効かないため全額自費となり高額な料金を請求されることも。
妊娠中の旅行は国内で近場のゆっくりと出来るところを選びましょう。
妊娠中は飛行機に乗っても大丈夫？
妊婦だけど、飛行機に乗って少しだけ遠い所に行くという場合もあるでしょう。
現代の航空機は気圧の調整などがされているため、妊婦さんが乗っても母子ともに異変がない事が多く大丈夫でしょう。
しかし飛行機搭乗中は、揺れや長時間同じ姿勢でいなければならないなど、妊婦さんにとっては辛い状態になります。また、途中で体調が悪くなった場合も横になれない事や、トイレが空いていない可能性もあります。
それらを理解した上で飛行機に乗るようにしましょう。また、飛行機に乗る時は主治医相談し、搭乗許可をもらうようにしておきましょう。
妊娠中に注意する事は？
妊娠中に旅行に行くことになったら以下の事に気をつけるようにしましょう。
♢無理をしない
旅行となると楽しくて気付かないうちに疲れがたまっている事も多いです。少しでも疲れたり異変を感じたら無理をせず、ゆっくりと休むようにしましょう。
安定期でも無理をすると流産や切迫流産などに繋がる可能性がある事も頭に入れておきましょう。
♢長時間同じ姿勢でいない
移動中などは座っている時間が長くなる事が自然と多くなりますが、足を長時間下にしているとむくみやすなります。
水分は多く摂り同じ姿勢でいる事は避け、足首を回したりふくらはぎをマッサージする、トイレには頻繁に良くように心掛けましょう。
♢重たい物は持たない
旅行となると荷物も多くなりがちです。少しくらいならと荷物を持つと疲れる原因にもなりますし、バランスも崩しやすくなってしまいます。
同伴者に持ってもらうか、キャリーバックや宅配便などを利用しましょう。
♢飛行機旅行の場合は医師に確認する
飛行機で旅行に行く際は、あらかじめ主治医に確認をとるようにします。
また旅行会社によって、妊娠中の飛行機搭乗は医師の委任状が必要な場合もあるので、航空会社に確認しておくようにしましょう。
♢カラダを冷やさない
妊婦さんにとって体の冷えは、お腹の張りなどに繋がり危険です。いつもより寒い場所へ旅行に行くときはもちろんの事、暑い時期でも室内の冷房などで体が冷える事もあるため、注意しましょう。
♢温泉などは長湯しない
温泉などに行く場合は、できるだけ長湯は避けるようにしましょう。また温泉の時は同伴者と一緒に行くのが安心です。
のぼせやすく、滑りやすいため、気をつけるようにしましょう。
妊娠中の旅行に持っていくもの
妊婦さんはお腹も大きく、疲れやすくなっているため無理をしない事が大切です。妊娠中の旅行に持っていくものは以下があります。
♢健康保険所・母子手帳
旅行先で何があるか分からないため、必ず持っていくようにしましょう。同伴者の人にもどこに入れておくか予め伝えておくと安心です。
♢ブランケット
移動の際や、室内で寒い時など持っていくと役立ちます。
♢おやつなど
長時間移動している時にお腹がすいてしまう場合もあります。そのままにしておくと気分が悪くなってしまう事もあるため、つまめるようなお菓子類を持って行っておくと安心です。
♢パジャマ
旅行先の浴衣だけではお腹が冷えてしまう事も。下に履けるようなパジャマも一緒に持参しておくのがオススメです。
♢タオルなど
妊娠中は汗をかきやすいため、タオルなど汗を拭けるものを持っていくようにしましょう。
♢ポリ袋など
途中で気分が悪くなった場合などにも、すぐに使えるため持って行っておくと便利です。また汚れたものなども入れる事ができ、役立ちます。
♢処方薬
薬を処方されている人は、忘れずに旅行先にも持っていくようにしましょう。
妊婦の旅行は安定期にしよう！
妊娠中はいろいろと制限があり、久しぶりに楽しみたい！という妊婦さんも多いでしょう。主治医の許可があり体調も良いのであれば、マタ旅（マタニティ旅行）の計画をしっかりと立て思い出を残すのも良いですね。
お母さんも体調が大切ですから無理はせず、安定期にゆったりとした旅行計画を立てて楽しみたいですね。いまはマタニティプランのある旅行先も増えているので、それらを利用するのもオススメです。
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